mitsuhiro yamagiwa

2022-05-24

引力と斥力

テーマ:movie

ここにいても、そこにいても、なにかとの関係性を求めざるをえないわたしたち。

人は身勝手に疎外され、そこで内省し、内面を吐露し、自己嫌悪に陥り、他者間で束縛しあう。

自分自身が何を求めているのか自分でもわからない。

彷徨いつつ費やされる時間は無常に過ぎ去る。

アケルマンの描く他者との距離は一向に縮まらない。

砂糖を貪るアケルマン自身の行為が如実にその関係の修復、再生を描いているかのよう…。

https://chantalakerman2022.jp/