
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2025/eugeneboudin/
〈展覧会メモ〉
I
「印象派の先駆者」
移ろいゆく光や大気の表情を捉えた作品
空と海が織りなす多様な表情、刻一刻と移ろう光や風、大気が生み出す現象の数々
自然現象が持つ「(はかないもの、捉えがたいもの)」「(瞬間性)」
カミーユ・コローをして「空の王者」と言わしめた。
「海景画家」
空模様と光の状態は刻々と変化する。
淡水と海水の温度差
Ⅱ
観察の正確さ「気象学的な美しさ」
空の表情や光の状態の一瞬
《トルーヴィルの海水浴客》
1890-97
事物の抽象化ではなく、眼前の光景から「瞬間」をすくい上げること
灰色の霞
素描
1870年代には色彩への関心が高まり、パステルや水彩が用いられ、形態は次第に引き伸ばされてゆく。そして1870年以降の晩年には、形態は最小限の線へと還元され、空間の広がりと光が支配的な表現へと至った。こうした素描の実践こそが、ブーダン芸術の根幹を成している。
Ⅴ
ブーダンとモネ
Ⅵ
風景の中の人物群像
風景と人物が織りなす全体の構成に向けられていた。
人物は個別の肖像ではなく、光と大気の中で生成する視覚的現象として把握されるのである。