展覧会メモ☞
ごあいさつ
非合理的で直接的な経験が表現者にとってかけがえのないモチベーションになることがあります。それはある種の宗教的な体験に似てますが、宗教以前のものであり、宗教のもととなる出来事とも解釈できます。
彼らは向こうから「何か」がやってくるのを待つしかありません。
作品は既存の尺度では、測りえないものです。かといって、排除するわけにはいきません。現に作品は凄まじい力をもって迫ってきます。ならば、私たちは、作品にふさわしい尺度を学び、鍛えなければなりません。尺度がそぐえば作品は豊かな世界を開示してくれます。
優れた作品はすべからく不可知の領域に根ざしていると思われます。
我執が希薄
われわれの一切はうまれつつある
出口王仁三郎
「藝術は宗教の母」
幻視することと空想することの相違。
幻視とは不可視の実在を見ることであり、空想は概念的虚像を見ることである。前者は霊的進化に寄与し、後者は知的遊戯に寄与する。
宮川隆
「やっかいなこと」とは自然のことである、ということ。
高島野十郎
「花一つを、砂一粒を人間と同物に見る事は、神と見る事…」
橋本倫
芸術 ーー 超時代的なもので、神顕的存在ーー非人格神的な超越的存在ーーと個人との直接対峙=峻厳なる垂直関係にあって、「孤独」に対応する。
アート ーー 社会的諸問題へのアプローチの提示、人々を苛む「孤立」や「分断」に対応する。
矢崎博信
カント
原型的知性 intellctus archetypus
形象的知性 intellctus ectypus
デカルト
孤独と孤立の意識の狭間、”その中間に存在する”のだ。
黒須信雄
「画面はゼロポイント」
「かみはかみ」として〈在る〉。無論、この〈在る〉は存在に属さない。
越境者たち
彼らはかろうじてこの世にとどまる「異邦人」であり、「まれびと」なのだ。
中園礼ニ
「絵を描く 外縁をつくる」