新しい視覚言語?!
https://www.momat.go.jp/exhibitions/561
それは、眼に見えない実在?!の知覚や探究にへと連なる…。
“新しい視覚言語”とは、視界の体系であり、その奥行きを構築することなのかもしれない。


アナ・マリア・ロース(1862-1938)『てんとう虫のマリア』

《ユリを手に座る女性》制作年不詳
母胎という生命線へと誘う…。

ーー 螺旋階段をあがるように自然という内奥へ
それは自然界の奥行きへと分け入り
視線の先へと誘うこと
その先の視界という体系へ、と。

展覧会のメモ
スコルブランシェ(教育用掛図)
視覚だけで直感的に知識を把握させる教育装置
ヨハニス・アモス・コメニウス(1592-1670)
参考資料
Reference material
『人間:可視的にして、不可視的なもの』
(1902年)に掲載された図版
Illsutrations from Man Visible and Invisible (London: Theosophical Publishing House, 1902)
アフ・クリントの抽象的・象徴的な色彩と形態はいかにして生み出されたのでしょう。なかでも神智学協会の中心人物アニー・ベサントとチャールズ・W・リードビーターの共著『想念=形態』(1905年)や、リードビーターの『人間:可視的にして、不可視的なもの』(1902年)にカラー図版で掲載された非再現的な形態が、頻繁にアフ・クリントの作品と比較されます。
『想念=形態』に掲載された図版
Illustrations from Thought-Forms
『想念=形態』は画家のワシリー・カンディンスキーなども影響を受けたことで知られますが、すべての思考や感情は色彩と形をもつとして、文字通り「想念」や思考などを眼に見える「形態」にすることがテーマになっています
(例えばリヒャルト・ワーグナーの音楽のイメージ化なども試みられています)。